長期戯曲講座作品公開致します
演劇大学in徳島で長期戯曲講座に参加くださった皆様の作品を掲載致します。
※著作物につき無断転用禁止です。
講評は講師のはせ様です。
<宮井作品>
画家志望の女性に起きた不思議な現象をモチーフに、アーティストのこだわりと「生まれた命」の確執について、何度も果敢に奮闘してくれました。宮井さんは今時珍しい、真摯な努力家です。
ひまわり
<岡田作品>
執筆経験豊富な岡田君なりに、笑いのツボと客観性のバランスが両立した楽しい作品。リーディング発表では、部員の女子高生をわかぎゑふ女史が演じ、その怪優ぶりも話題もになりました。
レア虫を探して
<松島作品>
松島さんの一番の強みは、ブレーキになりがちな「作家のプライド」を実に柔軟に処理される点だと思います。当事者性を失いがちな「勘違い劇」への果敢なリトライが実ったテンポ良い作品。
代わりの女
<西浦作品>
結婚直前の女性が彼の実家を訪れ、その母親から結婚の奥深さを知らされる話。西浦さん持ち前の粘り腰が奏功し、複雑さと構成美に満ち、風景が浮かぶ、素敵な作品に仕上げてくれました。
アネモネの咲く庭:初稿
アネモネの咲く庭:4稿
<玉井作品>
いわゆる村の風習が色濃く残る土地。蔵にこもる作家には、若き日の断ち切れぬ思いが宿っていた。夫婦の関係性を繊細なセリフの積み重ねで描く、玉井作品の真骨頂が散りばめられています。
秘密の部屋
<坂東作品>
久しぶりに再会した女友達3人は、田舎へのバスに乗り遅れ、思い出話をするうちに…ネタバレ防止で筋はここまで。坂東さんがみずみずしい感性で一気に書きあげた、トリッキーな会話劇です。
8月、バス停